日経バイオテクの最新号(2019年4月22日号)の特集「ベンチャー探訪」に弊社の記事が掲載されました。
<概略>
「ベンチャー探訪」:スリープウェル(SleepWell)
小型脳波計、機能性食品評価に実績大
睡眠状態を計測する小型脳波計と睡眠脳波解析プログラムを事業化するベンチャー。2013年2月には小型脳波計「スリープスコープ」が、2015年5月には「睡眠脳波解析プログラム」が医療機器の認証を取得した。
スリープウェルでは現在、この小型脳波計を医療機関や大学、企業などにレンタルし、クラウドサーバーのプログラムを利用して、解析結果を提供している。主なユーザーは、(1)予防や健康管理を目的とする人間ドックや健診機関など、(2)臨床での診断を目的とする医療機関、(3)研究開発を目的とする大学や企業など──の3つ。
食品企業など向けでは、睡眠に関する機能性表示を行いたい企業に対して、快眠食品の効能効果検証を目的として臨床試験に数多く利用されている。食品企業は臨床試験の結果を論文として作成し、機能性表示のエビデンスにしている。これまで大学病院や研究機関では約90機関、民間企業の商品開発では約140社の導入実績がある。
新たな知見として、うつ病患者に特有の脳波の波形で、既に日米欧で特許を取得。2016年度には日本医療研究開発機構(AMED)のプロジェクトに採択されて研究を本格化。2019年度からは企業主導の探索的治験を開始し、その後の検証的治験を経て、2023年度に製造販売申請を行うことを計画している。
2019年04月22日号